東京大学にて、起業に興味のある学生向けに講演をやりました。参加者80名ほど。

パワポの背景画像がピアノなのはご愛敬
理系の方が多いとのことで、「技術ベンチャーが広告事業を始めるってどうなの?」みたいな話を、質疑応答含め1時間強、みっちりです。
起業家による学生向けの講演というと、アントレプレナー精神的な話が多そうなイメージがあるのですが、事前の打ち合わせでもそのようなものは全く無くてよいとのことだったので、広告業界で起業した人間ならではの話が中心。
講演を思い至った経緯は、皆さんの前でもお話しましたが、
- 以前の持論は、アドテクで起業するなら、社会人経験後、30前後が望ましいと思っていた。
- ところが、先月(2010/06)Googleに買収されたInvite Mediaの共同ファウンダーNat Turnerは買収時点で24歳。しかも、彼らのビジネスはDSP。(競合多く、業界的には最もホットな分野)
- 考え改める必要あり。優秀な若い人のアドテク起業は応援せねば
- 優秀な若い人ってどこにいるの・・?やっぱ東大?
こんな単純思考で、あれよあれよという間に講演が決まったかどうかは定かでないですが・・、起業に興味のある優秀な若い人達に、広告テクノロジー分野での起業について、たくさんアピールしてきました!
以下は、アジェンダではないですが、話した内容をブログ向けにアレンジして書いておきます。
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■Opennessの重要性
Ad Exchangeは、多くの周辺プレイヤーを産み出して発展を続けている。重要だったのは、公平な取引市場のポジションを守り、且つオープン性をもったこと。
排他的でない、オープンである方が、全体の収益力が上がっていくことが証明されたわけだが、抱え込むよりも手放した方が収益が増えているのは興味深い。
一方でまだまだ残念なのはリスティング広告。エクスクルーシブな条件でメディアが利用することも多い。Ad Exchangeで起きたことを考えれば、オープンにして周辺業者にオプティマイズを任せるのが、収益最大化への近道のはずなのに。
個々の最適解が、全体としての最適解にならない点では、囚人のジレンマを思わせるが、囚人のジレンマの囚人と違って、相手の顔は見えているのだから、おかしな判断はしないで欲しい。
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■ 中間業者に活躍の場を与えるようなプロダクトが良い。空気嫁!
エンジニアの発想は、とかく全自動化とかになりがち。だが、中間業者排除の色合いが濃いプロダクトよりは、中間業者活躍の機会が増えるプロダクトの方が、浸透していきやすい。
業界全体のエコシステムを理解して、どこの分野を攻めたいか決め、自社のプロダクトによって、(顧客だけでなく)周辺の業者にどのようなベネフィットがもたらされるか、シミュレートしてみるのが大事。周りの空気を読もう。
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■1 impression単位の最適化
Exchange周辺プレイヤーによる最適化の技術水準は、ここまでやらないとダメ。投資家視点でみても、これが出来ていない会社は、技術会社としては魅力を感じない。
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などなど。1時間で話しきれる内容じゃないので、駆け足で一気に進めまししたが、さすが東大生で、的確な質問がビシバシ飛んでくるし、講演後の立ち話でも、ディープなところまで突っ込んでくる。
とはいえ、あまりに駆け足ではあったので、機会があったら、何回かに分けてじっくり話したい内容ではありますが、何より貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
最後に学生さんとの立ち話で、日本のウェブ広告界隈で、フォローすべきtwitterアカウント情報が知りたいとのこと。まとまったリンクがあったりしませんかね?





